リード不動産創業の想いリード不動産創業の想い

渡邊会長

渡邊会長が祖父から事業を引き継いで50年の平成27年に
50年を振り返り次のように語っておりました。

人生において誰に出会い、何に出会うかでその後の人生が大きく変わると申します。
今日のリード不動産があるのは、長い道のりの中で、二つの大きな出会いがあったからです。

その一つが「恩師との出会い」です。

函館工業高等学校建築科を昭和40年に卒業し、建築科に助手として採用になり勤務し始めました。しかし、その二ヶ月後、祖父が亡くなったあと「境田工務所」を引き継いだ人が独立し、社長が不在となりました。
母と弟たちの生活もあり、やむなく私が引き継ぐこととなりました。建築科の科長であった川島先生に事情を説明し、退職届を持っていった時、「18歳の小娘が事務所経営など上手くいくわけもなく、生活もできないだろう」と定時制の助手にしていただきました。
それから昼は社長業、夜は定時制建築科の助手、という二足の草鞋を履いた生活をしていました。先生の言うとおり、工務所には誰もお客様は来ませんでした。もし、あの時 助手にしていただいていなければどうなっていただろう。

二つ目は「盛和塾との出会い」です。
昭和46年に結婚し、二児の母になりましたが、平成6年2月に離婚。

未来への漫然とした不安を抱いていたときに潮産業株式会社 外崎社長(当時)が「友ちゃん、これから経営の勉強をするんだろう。盛和塾という勉強会が開塾するから入りな」とお誘いいただきました。そこで盛和塾を知り、稲盛塾長に出会う事が出来たのです。
平成6年6月、盛和塾開塾式。初めて稲盛塾長にお目にかかり、お話しを聞きました。
その時に思ったのは「この方は本物だ。この方について行こう。」それから稲盛塾長の教えにのめり込んでいきました。
それまでは損得の世界にいたため、賽の河原のように一つ一つ積み上げては崩れ、また積み上げては崩れ、波乱万丈の人生でした。
今、稲盛塾長の教えである「人間として正しい善悪で判断する」という経営を心掛けている内に、穏やかな感謝の想いでいっぱいの楽しい人生となってきました。物事がスパークするには縁があって初めてそうなるということをかみしめております。

人生において、多くの方々のお力添えを頂きました。
時にこのお二人のおかげでこの道にいることができています。
鬼籍に入られていますが、只々感謝の想いでいっぱいです。

渡邊会長

創業者の想いを大切に

「人と地球の幸せのために行動します」をリード不動産の企業理念に掲げ、社員・お客様の幸せを願い、自分たちが住む函館市・道南のこと、そして地球のために自分ができることを精一杯やってきた生涯だったと思います。

また、たくさんの本を読み、努力家でもあり、新しいことに何事にも挑戦しておりました。コロナ禍で会うことも自粛しなければならない時に、YouTubeを通して皆様と繋がれたらと 今まで出会ってきた良い言葉を中心にYouTubeの配信を始め、令和5年6月まで配信を続けておりました。

私たちにもたくさんの言葉を教えてくださいました。
これからもこれらの言葉を通して、故渡邊会長の想いが多くの人たちに届いていくことを願っております。

代表取締役 高橋 恭子

代表取締役 高橋 恭子

旧社屋から新社屋へ

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memorial

大切な人脈との会食風景 お別れ会での展示

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